父・木内信夫の位牌を霊山観音に
「お父さんを戦友たちと一緒にしてあげて」という 母の希望で、家族で京都に行きました。行先は東山の霊山観音。霊山観音は、第二次世界大戦の戦没者たちの慰霊の場。戦場で亡くなった人々だけでなく、捕虜で亡くなった人や、連合国側の外国兵も等しく祀られています。父も戦友たちに会えて、きっと喜んでくれていると思います。姉夫婦と甥っ子夫婦は、霊山観音に来るのは初めて。そこにある おびただしい数の位牌のそれぞれに、犠牲者たちのそれぞれの人生があったのです。父が生涯を通じて平和を願い続けた意味を、より強く感じてくれたと思います。 「戦争は勝っても“負け”・・・ 大勢の人が死んでしまうから」と、最後の最後まで戦争反対を訴え続けてきた父。先週末に、父の位牌を収めに行った霊山観音には、戦友たちの膨大な位牌があります。その光景に、父の遺した言葉が一層重く感じます。外国兵の慰霊棚には、彼らの“祖国の土”が収められていました。家族にも会えず、異国の地で死んでしまう兵士たちは本当に気の毒です。戦争がもたらす結果は、悲惨としか言いようがありません・・・他国からの侵攻に備える必要はありますが、まずは外交努力で解決することが重要です。平和であり続けることが、戦争で犠牲になった方々への一番の供養なのですから・・・ 霊山観音に父の位牌を収めるという旅のメインイベントを無事に終え、その夜はホテルレストランの鉄板焼。あわせて甥っ子夫婦の誕生日を祝いました。もちろん父も遺影で参加。昨年も同じ席で食べましたが、その時の父の嬉しそうな様子を思い出します。きっとその夜も同じ席で喜んでくれていたかもしれません♪ そんな父の慰霊の旅ではありましたが、見事な紅葉の京都も堪能できました。家族に幸せを、世界に平和を☆(2021.12.11) |
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