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iPadによる父の未着色作品の色付け4作品目。当時のソ連の状況がわかる1枚かもしれません。第2次世界大戦で最大の死者数となったソ連では、戦後復興の作業員の多くが女性だったそうです。捕虜たちは現地の女性たちと共同で作業を行うことで、ロシア語やウクライナ語を自然に覚えたとか。
ソ連兵の男性が戦死で少ない状況のなかで、現地の女性たちは、働き者の日本兵を頼もしく見えたと思います。日本兵と恋に落ちてしまうのも自然の流れだったのでしょう。父の描いた他のイラストにも、日本兵と現地女性とのロマンスが数多く描かれていました。しかし、ロミオとジュリエットのごとく悲しい恋だったと、父の描いた他のイラストが物語っています・・・(2024.7.28)
下絵:木内信夫 着色:木内正人
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