「引揚記念公園」と「平引揚桟橋」


 引揚桟橋… 昭和23年(1948年)、父が遠い異国の地から帰還を果たしたその場所です。2019年4月21日に訪れた際、舞鶴引揚記念館の山下館長にご案内していただきました。この小さな桟橋に66万人もの人々が帰ってきたのです。当時を偲ぶ建物は、現在では残っていませんが、私の戦後の人生もここから始まりました。

“桟橋は祖国の声でしきむなり”

日本に帰って来た当日の嬉しさかがよみがえると同時に、一緒に帰れなかった仲間のことを想って感極まる父… でも、舞鶴の人々に笑顔で迎えられ、そして母と出会い私に繋がったのだから、きっと戦友たちは天国で大喜びしていると思います☆ 引揚記念公園の八重桜は満開でした。(2019.4.21)

今は舞鶴の観光スポットでもある平引揚桟橋。66万人もの人々の戦後の人生がここから始まりました。

「引揚記念公園」から見下ろすと「平引揚桟橋」があります。

満開の八重桜に迎えられた有意義な旅になりました。


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