戦後80年・ユネスコ世界記憶遺産登録10周年「記憶の継承」


 戦後80年、そしてユネスコ世界記憶遺産登録10周年を機にご依頼をいただいた講演「記憶の継承」を無事に終えることができました。和田さんをはじめ「木内さんを囲む会」の皆様、会場のご手配やポスター配布など本当にありがとうございました。節目の年であり、記念の年であり、そして何より父木内信夫の戦後の人生が始まったここ舞鶴で、父の物語をお話しさせていただける機会が得られたことを感謝致します。天国の父も喜んでいるに違いありません。
 会場は舞鶴市商工観光センターでした。ご聴講いただいた多くの皆様から「来て良かった」というお言葉をいただけたことを本当にありがたく思います。少しでも父の思いが心に響いてくださったことが何よりの幸せです。(2025.10.17)

講演「記憶の継承」等が新聞に掲載

舞鶴引揚記念館 第3回企画展「世界記憶遺産登録10周年特別展U」

旧ソ連抑留画集

 

柏からノートPCと父の遺影を持参しました。父も聴いてくれていたと思います☆

講演が始まる前に、メディアの皆様の取材をお受けしました。

 

1時間の講演では、父の舞鶴でのエピソードを増やして行いました。聴講された皆様からご好評を得ることができました。

講演後は車座になってディスカッションを行いました。皆様それぞのお話しはとても深いものがありました。

「木内さんを囲む会」の皆様との記念撮影。本当にありがとうございました。

 

講演翌日の舞鶴平和祈念式典は午後からなので、午前中は引揚記念館にある父の絵に会いに行きました。父・木内信夫の絵はユネスコ世界記憶遺産ということで、舞鶴の皆さんに人類の宝として大切にされています。本当にありがたく幸せなことです☆

眼下には引揚桟橋が見えます。静かな景色に平和が一番の宝物だと感じます☆

引揚記念館の上にある引揚記念公園は秋めいた景色でした。

 

3日目は京都東山にある霊山観音をお参りしました。各引き出しには第2次大戦で亡くなった兵士の位牌がびっしり、いったい位牌はいくつあるのでしょう。小さな位牌一つひとつが家族もいる命。これが戦争なのです…

ここには父の位牌が戦友たちといっしょに置いてあります。旧ソ連・ウクライナ抑留時代の仲間たちです。

父は戦死でも抑留中の死でもなく、97歳という長寿をまっとうしましたが、母の希望でここに置かせていただきました。きっと戦友たちは喜んで迎えてくれたと思います。


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