3回目の命日にちなむ巡礼の旅


 令和6年4月20日〜23日にかけて、母の巡礼のお供の旅に和歌山、奈良、京都、滋賀の4府県をめぐりました。もともとは父・木内信夫と行く予定だったところを、3回目の命日にちなんで実現いたしました。母の巡礼の旅には、私と姉夫婦が付き添いました。もちろん母のお守りに父の遺影も一緒です。家族で母を守りながらの巡礼の旅に、天国の父も安心して見ていたことと思います。(2024.5.6)

御朱印・日本の旅

旧ソ連抑留画集

 

羽田空港から出発した3泊4日の旅。南紀白浜空港へと向かいます。

母にとっては久しぶり飛行機のようでした。お天気も良く快適なフライトです。

飛行機からは美しい富士山の雄姿が見えました。しかし、晴れていたのはこの日のみ。

初日は青岸渡寺・那智大社にお参りしました。タクシーで上り、熊野古道の石段を下りました。

高齢の母は石段を降りられず、私は両手を添えて後ろ向きで降りたので少々疲れました。

平安時代の旅装束の女の子たちとも出会いました。何より、私にとっては初めての那智詣。初日が無事に終えられたのは、那智の神様と父が守ってくれたのかもしれません。

2日目は和歌山城に寄り道。お城では可愛いクノイチのお出迎えです。

お天気は朝から雨。まずは母が転んで怪我しないように気をつけなければ。

和歌山から奈良へと移動。ホテルのスタッフの方のご案内で丹生川上神社上社に行きました。

雲の中のから現れたのは"天空の神社“でした。

初めて見る素晴らしい情景に、父もきっと喜んでいるに違いない。喜ぶ母の様子にそんな気になります。

 母の巡礼のお供の旅、3日目は京都です。巡礼先は京都の数ある寺社ではなく、父が戦友たちと一緒に眠っている霊山観音でした。間もなく父の3回目の命日。父と、そして異国の凍土で亡くなった戦友たちの小さな位牌に祈りを捧げて来ました。今の平和と幸せをありがとう、と・・・
 父の戦友会の記帳簿に今回も記帳しましたが、直近の記帳は令和4年の我々家族の名前・・・2年間誰も遺族が訪れておりません。第二次世界大戦は、すでに遠い過去の出来事。仕方ないことかもしれません。

霊山観音にある父・木内信夫の位牌。ここに多くの戦友たちが一緒に眠っています。

「カルトーシカ同友会」の記帳簿に今回も家族で記帳してきました。

京都の街はほとんどが外国人観光客です。今のこの世界で平和で安全な国ニッポンを楽しむ姿がありました。

父たちが願った平和がこれからも続きますように。明日は滋賀方面へと移動します。

道中無事だったのは、父が母を守ってくれていたからかもしれません。最終日は西教寺などを巡りました。

祈りは天に届いたろうか。家族も友人も、そして災害で苦しむ多くの人にも御加護がありますように☆

 

arwx_c02.gif (1322 バイト) 前のページに戻る