館山の戦跡を訪ねて


千葉県館山市にお伺いいたしました。房総半島の南端の街は、第2次世界大戦の遺跡が点在する街でもあり、以前ブラタモリでも紹介されたように、大地震の爪痕をリアルに感じられる街でもあります。池田さんに詳しくご説明いただきました。

見物海岸には元禄地震の隆起と関東大震災の隆起のそれぞれを見ることができます。先日の能登半島地震でも隆起が起きたように、わずか数分間でこんなにも地形が激しく変わってしまうのをリアルに感じます。また、零戦を格納する掩体壕も当時の姿そのままに残っていましたし、戦闘指揮所・作戦室地下壕も、戦況悪化の80年前の兵士たちの重い空気を感じます。ほか画家・青木繁ゆかりの場所などご案内いただきました。

池田さんとは、柏プラネタリウムの投影番組「布良星」の機にお知り合いになったのですが、実際に館山にお伺いし、たくさんの素敵な方々とお会いできました。私としても機会があれば館山で、父・木内信夫の作品展とギャラリートークができればと思っております。未来が平和でありますように☆ (2024.2.17)

NPO安房文化遺産フォーラム

旧ソ連抑留画集

柏プラネタリウム・別館

 

館山海軍砲術学校跡に残された烹炊所隣だったというボイラー室跡。

館山海軍航空隊掩体壕。ほぼ完全な形で残っていました。

128高地地下壕。 「戦闘指揮所」と描かれていました。

128高地地下壕の 「作戦室」。大戦末期の重々しい雰囲気があります。

地下壕にはヘルメットで入ります。ブラタモリの気分です(笑)

特攻艇「震洋」格納壕。“特攻”という非常手段。あってはなりません・・・

青木繁「海の幸」記念館でお会いした皆さん。本当にありがとうございました。

見物海岸の右側の盛り上がりは元禄地震、左側の盛り上がりは関東大震災のそれぞれの隆起。

 

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