高射砲連隊「訓練棟」特別公開&木内信夫「抑留画」展示


平成27年11月28日 (写真、文/HP管理者 木内正人)

 旧柏市西部消防署根戸分署として平成21年6月29日まで使われてきた建物は、近年の研究によって旧陸軍高射砲第二連隊の「訓練棟」だったことがわかってきました。そんな柏市の戦跡で、父木内信夫のイラストの展示会と施設見学会が開催されました。

 父のイラストがユネスコ世界記憶遺産に登録されたこともあって、近隣にお住まいの方や歴史マニアの方など、大勢の方々が集まりました。また、主催して下さった高野台町会の皆さま、柏歴史クラブの皆さま、本当にありがとうございました。

 戦後70年によって戦争の記憶が薄れるなか、多くの方々に関心を持っていただけるのは本当に嬉しいことだと思います。なお、会場となった高射砲第二連隊「訓練棟」は、残念ながら取り壊しが予定されていますが、こうしたイベントを機に保存の声が高まるかもしれません。

高射砲連隊跡

高射砲連隊・訓練棟

旧陸軍戦闘機「秋水」地下燃料庫跡

柏歴史クラブ 旧ソ連抑留画集
  

近隣の方々や歴史好きの方々など、老若男女大勢の見学者が来場されました。ユネスコ世界記憶遺産となったイラスト(レプリカ)を食い入るように観て下さったそうです。

旧陸軍高射砲第二連隊の「訓練棟」の模型。他にもロケット戦闘機「秋水」ゆかりの地でもあるため、それら関連資料が展示されました。

父もすっかりにわか有名人になってしまったようです。皆さんに大切にされて本当にありがたい限りです。

父のイラスト展示にとあわせて旧高射砲連隊の施設見学も行われました。大勢の皆さんにご来場いただき、本当にありがとうございました。


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