平成27年10月10日の未明。ついにその瞬間が来ました!父のイラスト作品40点を含む舞鶴引揚記念館の資料が“ユネスコ世界記憶遺産”になりました!。私は両親と共に舞鶴を訪れていました。戦後70年の舞鶴平和祈念式典に参加するためでした。
奇しくも、ユネスコのアブダビの会議から発表の延びていた“ユネスコ世界記憶遺産”の決定の瞬間を、発表を待つ現地舞鶴で立ち会うことができました。歴史の誕生した瞬間に立ち会えたことは本当に幸せです。舞鶴の皆さん、おめでとうございます!そして、応援して下さった柏の皆さん、東京の皆さん、職場の皆さん、サークルの皆さん、本当にありがとうございました。
ユネスコ世界記憶遺産の登録発表から明けて平和祈念式典に参加。そこで出迎えて下さったのは山下館長、そして大勢メディアの方々。発表から時間が経つにつれ、胸が熱くなる思いです。舞鶴の皆さんと歩んだ2年半の道のりは、本当に素晴らしいものだったと、ひしひしと感じ入る次第です・・・舞鶴は、私にとっても“ふるさと”・・・なぜなら、父が舞鶴に上陸し、舞鶴が優しく迎え入れてくれなければ、私が存在しないのですから。先人たちの築いた平和に感謝を、そしてこれからも平和な未来を☆
柏の自宅戻って驚いたのは、郵便受けにはお祝い電報。留守番電話には膨大な数のお祝いの伝言。そして宅急便で届いたのは、お祝いのお花でした。本当に本当にありがとうございました!
写真/文 木内正人