イタリア語版翻訳者の御一家を訪ねて


平成20年12月22日 写真・文 / HP管理者 木内正人

 HP『旧ソ連抑留画集』は様々な言語に翻訳されておりますが、そのひとつであるイタリア版は、ローマにお住まいの梶原さん御一家によって翻訳されました。平成20年の年末は休日と重なることが多く大型連休となります。これを機に私管理人自らが観光を兼ねて、梶原さん御一家の暮らすイタリア・ローマへ行ってまいりました。イタリア語完成から1年以上を経て、ようやく直接お礼を言うことができ感無量です。またクリスマス時季のお忙しい期間にお会い下さって本当にありがとうございました。

イタリア語版「旧ソ連抑留画集」 イタリア語版制作スタッフ


 今年の年末は大型連休になるということで、イタリアに向かうのは夏ごろから計画していました。仕事ではイタリアに来たことがありますが、私管理人がプライベートで訪れるのは初めてです。翻訳者の梶原さんとは事前にEメールで幾度となくやりとりを重ねてまいりました。そして今回、本当にお会いすることが実現致しました。
 ローマ到着翌日に梶原さんが宿泊先のホテルまで迎えに来て下さり、その後梶原さんのご招待を受け直接ご自宅へと向かいました。梶原さんはローマ郊外の静かな住宅街にお住まいです。そして何よりローマに暮らす方のをお宅を拝見するの初めてのことです。私にとっても異文化との出会いとなりました。
 梶原さん手作りの美味しいイタリア料理を頂きながら、ローマでの生活やご主人様との出会いなど、お食事を囲んで話に花が咲きます。お仕事もされながら主婦業・子育てを両立してイタリアで暮らす梶原さんに、国際結婚された日本女性の逞しさと素晴らしさを感じました。また、私管理人が出国する際に父から託された直筆のイラストの他、ご家族の名前入りのお箸などをお土産に持って行きました。喜んで下さって本当に嬉しい限りです。
 梶原さん宅でご馳走になった翌日の午後は、ローマ市内を案内して頂きました。まずは、ご子息のご案内で、スペイン広場近くにある地元っ子の人気のジェラート屋さんで美味しいジェラートを食べました。そして『パンテオン』、『ナヴォーナ広場』、『カンピドーリオ広場』など、テレビでしか見たことのなかった有名スポットが次々と現れ、もう感動です!
 “永遠の都・ローマ”とは、まさに古代と中世、そして現代が融合した素晴らしい文化の街でした。ローマ観光の名所『トレビの泉』では、再びローマを訪れることができるようにお願いして、泉にコインを投げました♪
 辺りはすっかり暗くなり、梶原さんのご案内でローマ時代の遺跡『フォロ・ロマーノ』の見える丘に行きました。遠方にはライトアップされた『コロッセオ』が見えます。“すべての道はローマに通ず”というということわざがありますが、人類の築いた文明は様々な時代を経てより豊かな交流が可能となりました。現代のインターネットは、まさにその象徴とも言えるものです。そうした人類の豊かな交流の術によって、梶原さん御一家とお会いすることができたのです。そして常に自分を支えて下さる身近な親しい人々に感謝したいと思います。楽しいローマ旅行をありがとうございました!


arwx_c02.gif (1322 バイト) 前のページに戻る