第12回ボランティア演奏会
− 出張演奏“回生の里” −
平成16年1月29日。本拠地東京を離れて開催としては今回で2回目。第10ボランティア演奏会のときと同じ千葉県柏市の介護老人保健施設「回生の里」です。
前回の経験があるといっても、やはり東京から柏までは30キロの距離。メンバーのしのはらさんのご主人のご好意により、お箏を無事会場まで運ぶことができました。内容については、11月に行った紅葉コンサートに近い曲目で実施しました。
また、前回と同様に「回生の里」の皆さんには大変お世話になりました。私たちを受け入れて下さった施設の方々の多大なご協力に感謝いたします。詳しくは1月29日のドキュメントに紹介しています。(写真提供:みずのさん)
第一部/箏のアンサンブル
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いつものように、あおきさんの優しい語り口によって今回もスタート。今回は箏とチェロ、そしてサンシン、さらに新たにボーカルとしてお迎えしたみずのさんを加え、バリエーションの豊富な演奏になりました。とはいえ、やはりリハーサルなしでぶっつけ本番のショーは、トチってばかり(笑)。でも、それもご愛嬌です。患者さんたちは箏の演奏に合わせて元気良く歌って下さいました。ちなみに、「星の世界」と「蘇州夜曲」がチェロとのアンサンブル。「涙そうそう」がサンシンとボーカルのアンサンブルです。 |
第二部/こどもショー
なんといっても、今回最もウケたショーは子供たちによる出し物でした。最初はトークショー「ペーパーさん」。1枚の新聞紙を折り重ねながら、“ペーパーさん”の冒険物語が始まります。最初は単純な形の折り紙も、段々複雑な形に変わってきます。そんな可愛らしいショーに施設のお年寄りたちも大喜びでした。
「ペーパーさん」のあとはリコーダーによる「エーデルワイス」と「威風堂々」の演奏です。
★ ペーパーさん ★ エーデルワイス ★ 威風堂々
第三部/チェロとピアノの姉妹デュオ
今回で2回目の共演となる“にっしー姉妹”によりデュオ。妹さんによる挨拶では、チェロのわかりやすい説明がありました。人間の声に最も近い楽器であるチェロは、まさに“癒し系”のサウンド。今回は「白鳥」と「川の流れのように」を演奏しました。「川の流れのように」では施設の皆さんが大きな声で歌って下さいました。
★ 白鳥
第四部/津軽三味線ショー
津軽三味線のなかむらさんとも2回目の共演。わざわざ車で来て下さいました。本当にありがとうございます。今やメジャーな和楽器になった津軽三味線は私たちのボランティア演奏会にも彩りを与えてくれます。その分厚いサウンドは演奏会後半の目玉です。
アンコール!
アンコールにふさわしい曲は、やはり「ふるさと」かも知れません。誰にでもある“ふるさと”は懐かしく愛しいもの。ショーの最後を飾るのは、子供たちのリコーダーです。「ふるさと」ついては特に歌詞垂れ幕を用意していなかったのですが、施設のお年寄りたちは歌詞を全て覚えていらっしゃいます。さすが日本人の心の曲ですね♪
★ ふるさと