1月29日のドキュメント

写真・文/きうち


早いもので、私たちがボランティア演奏会を始めてから今回でもう12回目になりました。東京中心だった活動も次第に範囲を広げてきているようです。会場は千葉県柏市の介護老人保健施設「回生の里」で、ここでは2回目の開催になります。

柏市は私管理人きうちの地元なので、JR柏駅の南口でメンバーを待ちます。集合時間の11:45に続々メンバーが現れました。大人数です。それもそのはず、子供たちがだいぶ大きくなってきたので、一層そう感じます。ともあれ、昼食を取るため近くのファミレスに向いました。

昼食を取った場所は、2日前にオープンしたばかりの「サイゼリア」。お昼どきとあってお店は大混雑。私はみんなの到着前に、人数分の席を確保するため「サイゼリア」に愛用のサンシンを人質に置いてありました(笑)。かなり窮屈ではありましたが、みんなで楽しく食事ができました。

今回特に感じたのは、子供たちがしっかり成長したことです。ひろのちゃんは、早速、新演目「ペーパーさん」の台本作成です。約1時間後の本番までにセリフを覚えるのだから大したものです。我々には到底できません(笑)

子供たちは当初ピアノとリコーダーの演奏を予定していましたが、「ピアノの楽譜を忘れちゃったぁ」の一言で、急遽リコーダーの合奏に変更。直前に演目を変更できるのだから、まさにプロ顔負けのエンターテイナー(笑)。写真は、施設の方が用意して下さった控え室で、アンコール曲の“ふるさと”を練習しているところです。

津軽三味線の中村さんも会場入りし、あとは箏の到着を待つのみ。前回と同じく、しのはらさんの旦那様のご好意により、東京から運んで下さいました。道が混んでいたようで予定より若干遅れての到着でしたが、事故がなくて何よりです。本当に感謝しています。

「涙そうそう」では、新たにボーカリストをお迎えしました。にっしー姉さんの大学時代のお友達です。私たちの演奏会も次第にバラエティ豊かなメンバーになってきました。何より“人から人へ”という輪が大きくなっているのを実感します。遠くから来て下さってありがとうございました。

お箏の演奏のあとは、「こどもショー」と、にっしー姉妹による「チェロとピアノの姉妹デュオ」です。にっしー妹さんの優しい語り口の挨拶はとても上手で、その後に続く演奏を含めて、まさに“癒し系”のコーナーになりました。「川の流れのように」、とっても素敵でしたよ。何より、川崎から柏までチェロを抱えてきて下さったので、お疲れになったことでしょう。また、お箏を運んで下さった しのはらさんの旦那様(写真右の男性)にお礼申し上げます。

毎度のことですが、やはりご老人たちにウケるのは「こどもショー」です。お箏の演奏が終わったら、すぐに「こどもショー」のはじまりでしたが、アレっ!!子供たちがいない!。外で「ペーパーさん」の練習に夢中になって時間を忘れていたようです。駆け足で飛んできて、息を切らしたままショーの開催となりました。しかし、子供は何をやってもウケてしまうから得です。大人としては、ちとクヤシイですね(笑)

津軽三味線の中村さんは、ながたママと私の大先輩。今回は東京から自家用車できて下さいました。郷愁のある津軽三味線の響きに加え、大病をされた中村さんご自身の言葉もきっとご老人たちの励みになったことでしょう。

私たちの演奏会は、演奏者だけでなく多くの人たちに支えられています。迎えて下さった施設のスタッフの皆さんには、会場の設営や当日ポスターに加え、控え室の準備までして頂いて、本当に何から何までご面倒をみて頂きました。施設の皆さん、ありがとうございました!

そして何より、ご老人の皆さんが大きな声で歌って下さったことがとても嬉しいかったです。これからも、頑張って活動を続けて行きたいと思います。本当にありがとうございました。


介護施設の皆さん、ありがとうございました!またお会いしましょう!

回生の里ホームページ


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