2014年4月16日。モスクワの中心(赤の広場から徒歩15分くらいのところ)の「文化センターDOM」というライブハウスで、『新絵巻・平家物語・LIVE』の公演がありました。外国語で、しかも外国のアーチスト達と一緒に「新しいトッピング要素を加えた形」で行う最初の公演となります。そのため今回はトライアル的な上演となりました。
役者さんはアレクサンドル・ガレロフという舞台・映画に出演している現役の才能豊かな俳優さんです。また、シベリアの民族音楽のグループ「ナムガル」のミュージシャンも二人参加して下さいました。「ナムガル」はブリャート共和国(シベリア・バイカル湖の近くにあります)功労芸術家のタイトルを持つ、ロシアのワールドミュージック業界で有名なミュージシャンで、ソチオリンピックでもオリンピック委員会から正式に招聘されてオリンピック開催中会場で公演を行っています。
最近の世界情勢の中での公演は大変なものだっと容易に想像できますが、そうした苦境の中での成功は、今後の公演活動の良い弾みになったことでしょう。鈴木玲子さん、ピアニストの宮崎朋菜さん、そしてロシアのアーチストの皆様、本当にお疲れ様でした☆
●バッハを聴きながら受ける歴史の授業/ロシアの声
写真/文 木内正人