その夜、上人はかめのふたをあけると、豚が一匹飛び出してそのまま天に昇っていきました。そして北斗七星の星がひとつ夜空に戻ってきました。それから毎晩ひとつずつ星の数が増え、七日後には北斗七星全部がそろったのです。これを見た玄宗皇帝は「上人どののおかげで、間違いをしなくてすんだ。」と言ってたいそう喜び、安心したということです。
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