夜中は近くの山の豪にある飛行機の燃料タンクを巡回する。どこの部隊にも歩哨には怪談があって、ご多分にももれず、この部隊にも2つ3つあった。それとは別に動哨中青い大きな光を見て驚いた。満州人は人が死ぬと美しい棺に入れて山の麓に置いて行く。雨の日には青い燐が燃えて風で動いていた。