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一ツ木町の僕の家から反乱軍のいる幸楽へは目と鼻の先だった。剣を抜いた将校の後から7、8人の兵隊さんが駈けていく。僕もついていったら兵隊さんに「ダメダメ、危ないから早く帰りなさい」と、やさしく注意された。2・26事件だった。(昭和11年)