第2次世界大戦に敗れて約60万人の将兵が旧ソ連に拉致され、東はカムチャツカ半島、西はウラルを越えてヨーロッパへ、北はエニセーの河に近く広大な地域に散在する千数百に及ぶ収容所に抑留された。 開戦直後、勝利に酔った日本軍もさることながらわれら敗戦処理軍の苦難の歴史も正しく後世に残し、再び繰り返すことのない戦争を、戦争を知らない50代以下の世代に是非とも知ってもらいたい。 不幸にして故国の土を踏めなかった戦友達になりかわって絵筆をとりました。
平成8年8月15日 元陸軍飛行兵 木内信夫
ホームページに戻る 作品の紹介