6月30日のドキュメント
写真・文/きうち
2名の欠員
今回はいきないりのピンチでした。介護施設との予約後に2名の欠員というピンチ。それぞれお仕事上の都合がつかず、残念ながらいつもより少ないメンバーで練習のスタートとなりました。
そこで協力をお願いしたのは。人事異動で離れていた ほんださんです。彼女は快く参加して下さいました。とはいえ、彼女は当日までまったく練習していません。しかも『夜来香(イェイライシャン)』は彼女にとって初めて演奏する曲です。
朝8時半から練習会場の予約をして、9時から私管理人と一緒に『夜来香(イェイライシャン)』の特訓です(苦笑)。しかし、もともとセンスの良い彼女は、しだいに弾けるようになってきました。これで何とか午後からの本番を迎えられそうです。途中から ほんださんと同じパート演奏する かないさんや、メロディ部を担当する いまいさんも来て、本番同様の練習を行うことができました。何とも頼もしい限りです。しかし、ピンチはこれだけでは無かったのです・・・
さらに部長ながたママの突然の不参加
実は、さらに痛い出来事が前日にありました。部長である ながたさんのご家族が急病で、彼女の参加は不可能になりました。ガーン!!。すでに2名の欠員があるなかでのピンチが私たちを襲います。ながたさんは最後まで私たちを心配して下さり携帯メールで連絡をくれました。ながたさんの安定した演奏は、演奏上のペースメーカーであるだけでなく、私たちにとっても良きリーダーでムードメーカでもあります。彼女の存在あってこその箏曲部。しかし、状況が状況ゆえに今回ばかりは仕方ありません。
ながたさんや、しのはらさん、なかたにさんの居ないなかでのリハーサルとなりました。いつもなら練習会場は仲間でごったがえしているのですが、今日ばかりは寂しい感じです。そんな中、かないさんのお嬢ちゃんが愛嬌ふりまき、私たちの緊張を和ませてくれます。小さな子供は本当に天使のようですね♪
ほんださんとは朝9時から練習しているので、さすがにちょっと疲れたため、10時半に早めの昼食を摂りました。昼食を終えれば、あと1時間ほど練習ができるからです。ちょうどその頃、今回初参加のサポート・ミュージシャンのカヨちゃんが到着しました。
カヨちゃんが担当する楽器は篠笛。演奏するのは『荒城の月』です。私たちの古いメンバーはこの曲でお箏の練習していました。篠笛の場合も練習で使う曲のようです。篠笛はお箏の音色ととても相性が良いというのを初めてしりましました。ちなみに、今回の参加の件は、カヨちゃんの篠笛の先生もご存知で、頑張ってくるように激励されたそうです(笑)。頼りない箏の演奏で申し訳なかったのですが、本番の演奏では皆さん大きな声で歌ってくださったので楽しく演奏できました。
一通りの練習を終え、お箏を搬出する準備を終えて、しのはらさんのご主人が到着するのをしばし待ちます。しのはらさんは残念ながら今回は参加できませんでしたが、お箏の運搬にはご主人がご協力下さいました。私たちは優しい人々に囲まれて本当に幸せだと思います。
ピンチを乗り越えて
会場に到着して楽器のセッティング。ふかいさんと にっしー姉妹、そしてビデオ担当の中井さんとも合流しました。中井さんは忙しい仕事の合間にビデオ撮影のためだけに毎回参加して下さいます。本当にありがとうございました。
もとあれ、練習不足のまま演奏会がはじまりました。写真右は、ふかいさんの3歳のお嬢ちゃん。お母さんと離れるのは嫌だったようで、演奏中も一緒。しかし、演奏中にすっかり膝の上で寝てしまいました。これも私たちの演奏会独自(?)のスタイルです(笑)。その可愛らしさにお年寄りの皆さんにもウケてました♪
さて、今回の演奏会を全体として評価すると、著しい練習不足であり、そして様々なピンチの中で良く頑張ったなと自負しております。これもメンバーの息のあったチームワークでもあり、そして私たちを影でささえて下さる方々のおかけです。私たちにとっては久々の(いつものこと?)ヒドイ演奏ではありましたが、楽しく終えることができました。次回はクリスマス演奏会の予定です。望ましくは新曲をチャレンジしたいところですが、無理をしては続きません。これからもマイペースで頑張りたいと思います。