さようなら、交通博物館

JR秋葉原駅　●交通博物館ホームページ

　秋葉原駅から「万世橋」を渡ったところに「交通博物館」があります。「旧万世橋駅」の遺構でもある博物館は今年で開館から８５年。戦後の秋葉原が電気街へと成長してゆく様を、神田川のほとりからずっと見守ってきた博物館ですが、残念ながら平成１８年５月１４日に閉館となりました。

平成18年４月８日 撮影

マレー式蒸気機関車とC57形蒸気機関車

１階展示室に実物が大迫力で展示されています。脇には1872年（明治５）に新橋（のちの汐留）〜横浜間を１号機関車があります。

万世橋と交通博物館

交通博物館外観

赤レンガの部分は「旧万世橋駅」の遺構です。

建物は1936年（昭和11年）の建てられた３代目「旧万世橋駅」を利用しています。

鉄道に関わる展示

交通の歴史

主に鉄道関係の展示が中心で、旧国鉄時代の技術が紹介されています。

日本発のパイロット徳川大尉が初めて空を飛んだアンリ・ファルマン機。

旧万世橋駅模型

中央線の一大ターミナル

建築家・辰野金吾の手による赤レンガの美しい駅舎の万世橋駅。

東京駅以前は万世橋駅がターミナル駅だったそうです。

旧万世橋駅の遺構

旧万世橋駅ホームへの階段

天上にはJR中央線の高架線露出しています。見学は予約制です。

タイル張りの壁は、どこの駅にもあった懐かしい雰囲気です。

旧万世橋駅ホーム

かつてホームのあった場所は、中央線の通過点に過ぎません。しかし今も尚、私達の生活を乗せて電車が通り過ぎて行きます。