「これは、どうした。なぜ、そのように、やせてしまったのじゃ。」 「はい、天帝様。二人は、結婚して以来、毎日、毎日、遊んでくらしておりまして、機には、蜘蛛の巣がはり、私は、雑草を食べて、やっと飢えをしのいでいるのでございます。」 「何という、情けないことじゃ。もう許せん。」
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