「かぐや姫や。どうしてそんなに泣くんだね。」 「おじいさん、おばあさん、実は、私は月の世界の人間なのです。この次の満月の晩に、月から迎えが来るのです。私は月に帰らなければなりません。おじいさんと、おばあさんにお別れしなくてはならないのが悲しくて、それで泣いているのでございます。」
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