やがて夜になり徳蔵は村の衆を集め「皆の衆、聞いとくれ。今までみんなにはおしえんかったが、あそこに見えるほしな。あの星はいつも子の方向におるんじゃ。皆の衆もあの星を頼りにすれば、おらのように早く帰ってこれるぞ。」
こうして徳蔵の村ではどの船も早く帰ってくるので豊かになり、いつまでも幸せに暮らしたそうです。

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