長老は「あの星はむかし海で父親を亡くした、西春という法師が自ら仏になり、星となって空に輝いているものだ。西春法師は海が荒れるときは自分が水平線のそばに星となり輝くので漁に出ないでほしい。そして、海で死んだものの魂は自分がここで供養すると言い残したのだ。」 漁師たちはそれを聞いて、この星を見つけた次の日は漁に出ないようにしたという。
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