アマテラスとツクヨミは、父の言いつけに素直に従ったのですが、スサノオだけはずっと駄々をこねていました。
「僕は海なんてどうでもいい!お母さんに会いたいんだ!」
なんでこんなことを言っているのかというと、実はお母さんのイザナミは、火の神様を生んだとき、火傷を負ったのが原因で、亡くなって黄泉の国に行ってしまったからでした。
ところが、スサノオは物凄い力を持っていたので、彼が泣くたびに世界には大嵐が起こり、地団駄踏むたびに大地震が起こったのです。

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