昭和20年(1945年)の出来事
1945/01/01 | ポーランド国民解放委員会が、ルブリンでポーランド臨時政府と改称する。 |
1945/01/09 | アメリカ軍がルソン島に上陸する。 |
1945/01/12 | ソ連軍が東部戦線で大攻勢を開始する。ドイツ軍の前線が破られる。 |
1945/01/12 | 日本のタンカー「さんるいす丸」を含む大型輸送船団(ヒ86船団)が南支那海でアメリカ軍の攻撃を受ける。 |
1945/01/13 | 三河地震。東海地方にマグニチュード6.8の地震。死者行方不明者2306、住家全半壊2万3776、非住家全壊9187。 |
1945/01/17 | ソ連軍がワルシャワを解放する。 |
1945/01/20 | ハンガリーがソ連に無条件降伏し、新しく樹立されたハンガリー政府がドイツに宣戦布告する。 |
1945/01/20 | 大本営が本土決戦を決定し、作戦をたてる。 |
1945/01/25 | 最高戦争指導会議が、決戦非常措置要綱を決定する。 |
1945/01/27 | ソ連軍が、アウシュヴィッツ強制収容所を解放する。 |
1945/02/03 | アメリカ軍が、マニラ市内に進入する。 |
1945/02/04 | アメリカ・イギリス・ソ連首脳のヤルタ会談が始る(ルーズヴェルト、チャーチル、スターリン)。 |
1945/02/11 | ヤルタ会談が終了する。秘密協定を含むヤルタ協定が結ばれる。 |
1945/02/13 | 連合国軍が、ドイツの古都ドレスデンに無差別爆撃を行う。ドレスデンは廃墟の町となる。 |
1945/02/14 | 近衛文磨が、国体護持のため和平交渉を上奉するが、天皇は「もう一度戦果をあげてから」とこれを無視する。 |
1945/02/14 | 中国が、ヤルタ協定に同意を表明する。 |
1945/02/16 | アメリカ艦隊が硫黄島に徹底砲撃を開始する。 |
1945/02/19 | アメリカ軍が硫黄島に上陸を開始する。 |
1945/02/22 | フィリピンで、アメリカ軍がフク団幹部を党獄する。 |
1945/02/23 | トルコが、日本とドイツに宣戦布告する。 |
1945/02/25 | 皇居に初めて焼夷弾が落ちる。 |
1945/02/28 | イランが日本に宣戦布告する。 |
1945/03/06 | 国民勤労動員令が公布される。 |
1945/03/07 | ベオグラードにチトーのユーゴスラビア人民政府が成立する。 |
1945/03/09 | 日本軍が、仏領インドシナ軍を武装解除する。 |
1945/03/10 | アメリカのB29型重爆撃機279機が東京を襲う(東京大空襲)。10万人が死亡、100万人が家を失う。 |
1945/03/10 | 東久迩成子(昭和天皇の長女・照宮)が東京大空襲下、自宅の防空壕で長男信彦を出産する。 |
1945/03/12 | 「アンネの日記」のユダヤ人少女アンネ・フランク(Frank,Anne)がベルゲン・ベルゼン収容所で殺される。15歳。 |
1945/03/13 | 女優の吉永小百合が東京に誕生。 |
1945/03/14 | B29が大阪を大空襲する。13万戸が焼失する。 |
1945/03/14 | 女優の栗原小巻誕生。 |
1945/03/17 | 硫黄島の守備隊が全滅する。2万3000人が戦死する。 |
1945/03/19 | トルコが、ソ連との友好不可侵条約の破棄を通告する。 |
1945/03/22 | アラブ連盟条約が調印される(5月10日発足)。 |
1945/03/25 | 沖縄・座間味島民が集団自決をする。 |
1945/03/25 | 硫黄島の日本軍守備隊が玉砕する。 |
1945/03/27 | アメリカ軍が渡嘉敷島に上陸する。 |
1945/03/27 | アルゼンチンが日本とドイツに宣戦布告する。 |
1945/03/30 | ソ連軍が、ポーランドのダンツィッヒ(グダニスク)を占領する。 |
1945/03/30 | 大日本政治会が結成され、翼賛政治会は解消する。 |
1945/04/01 | アメリカ軍が沖縄本島に上陸を開始する。総兵力は54万。 |
1945/04/04 | ハンガリー全土が解放される。 |
1945/04/04 | 神奈川県日吉地区にB29による大空襲があり、宮前町、日吉本町、箕輪町、新吉田町が油脂焼夷弾と爆撃で被災する。特に海軍指令部地下壕付近の民家が多く焼失する。 |
1945/04/05 | ソ連の外相モロトフが、日ソ中立条約の不延長を通告する。 |
1945/04/05 | チェコスロバキア共産党が、コシツェ綱領を発表する。 |
1945/04/05 | 小磯内閣が総辞職する。 |
1945/04/06 | ブルガリアで農業組合法が制定される。 |
1945/04/06 | 戦艦大和が出撃する。 |
1945/04/07 | 14時23分、戦艦大和が撃沈される。 |
1945/04/07 | 鈴木貫太郎内閣が成立する。 |
1945/04/08 | ソ連軍がハンガリーを解放する。 |
1945/04/12 | アメリカ、ルーズベルト第32代大統領(民主党)(63)が動脈硬化症による発作で死去し、後継大統領にトルーマンが就任する。 |
1945/04/13 | ソ連軍がウィーンを占領する。 |
1945/04/14 | スターリンが、サンフランシスコ会議で国連の拒否権の拡大を主張せよという極秘指令書をソ連代表団に送る。 |
1945/04/15 | ソ連軍がベルリン攻撃を開始する。 |
1945/04/15 | 神奈川県日吉地区にB29による空襲があり、日吉の町と慶應義塾大学工学部校舎が焼失する。 |
1945/04/18 | イギリスの電気学者でフレミングの法則のフレミング(Fleming,Sir John Ambrose)没。95歳。 |
1945/04/23 | トルーマン大統領が、ソ連のモロトフ外相に対してヤルタ会談の約束の厳守を通告する。 |
1945/04/23 | 中国共産党7全大会が開かれる。 |
1945/04/25 | アメリカ・ソ連両軍がエルベ川で合流する(エルベの誓い)。 |
1945/04/25 | サンフランシスコ会議が開かれる。国連創設に向けて国連憲章を作成する話し合いが始まる。 |
1945/04/25 | ムッソリーニと愛人のクララがミラノを脱出する。 |
1945/04/26 | ムッソリーニがドモ湖畔で逮捕される。 |
1945/04/27 | オーストリア共和国の独立回復が宣言される(第2共和国)。 |
1945/04/28 | イタリア、ムッソリーニ(Mussolini,Benito)が銃殺刑に処せられる。61歳。 |
1945/04/30 | ヒトラー(Hitler,Adolf)が、前日結婚した秘書エヴァ・ブラウンとともにベルリンで自殺する。ヒトラーはピストル自殺、エヴァ・ブラウンは服毒自殺と言われる。遺言によりゲッベルスが首相に就任する。 |
1945/05/01 | ナチスドイツの宣伝相(1日だけの第3帝国首相)ゲッベルスが自殺する。 |
1945/05/02 | ソ連軍がベルリンを占拠する。 |
1945/05/03 | イギリス軍・インド軍がラングーンを奪回する。 |
1945/05/05 | オランダ亡命政府がハーグに召集される。 |
1945/05/05 | 中国国民党6全大会が開かれる。 |
1945/05/07 | フランスのランスでドイツ国防軍最高司令部作戦部長アルフレート・ヨードルが無条件降伏書に署名する。これでドイツ全軍の無条件降伏が決定する。 |
1945/05/08 | ドイツの無条件降伏文書が発効し、ヨーロッパにおける第2次世界大戦が終了する。 |
1945/05/09 | ソ連軍がチェコスロバキアを解放する。 |
1945/05/09 | ヒトラーの親衛隊副官のギュンシュがヒトラーの死に関する告白文を書く。 |
1945/05/09 | 午前0時16分、ベルリン・カールスホルストのソ連軍司令部で、ドイツ国防軍最高司令官ヴィルヘルム・カイテル元帥が降伏文書に署名する(東部戦線での署名)。西部戦線での署名は7日に行われており、降伏文書の諸規定は0時1分に発効する。 |
1945/05/09 | 日本政府が、ドイツの降伏後も日本の戦争遂行決意は不変と声明する。 |
1945/05/10 | アラブ連盟が発足する。 |
1945/05/13 | ソ連軍に捕らえられたヒトラーの身辺警固士官メンゲルスハウゼンが、ヒトラーの埋葬場所を告白させられる。 |
1945/05/13 | 政府は和平工作を検討を始める。 |
1945/05/14 | オーストリア民主共和国が成立する。 |
1945/05/14 | 最高戦争指導会議で、対ソ交渉方針が決定され、終戦工作が始まる。 |
1945/05/23 | ヒトラーが後継者として指名したデーニッツが、イギリス軍の一戦車旅団長に逮捕される。 |
1945/05/24 | B29による空襲で、慶應義塾大学医学部の施設6割が焼失する。入院患者は全員救出される。 |
1945/05/24 | ナチスの政治家ヒムラー(Himmler,Heinrich)が自殺する。44歳。 |
1945/05/24 | 横浜大空襲で、海軍司令部地下壕のある神奈川県日吉地区の民家や寺院(大聖院)など殆どが焼失する。 |
1945/05/24 | 空襲で都区内の大半が全滅する。皇居、大本営も罹災する。 |
1945/05/26 | アメリカ大統領特使のホプキンズが、モスクワでソ連首脳と会談する。 |
1945/05/29 | 連合艦隊司令長官豊田副武が軍令部総長となり、後任に小沢治三郎が就任する。 |
1945/05/31 | イランが、米英ソ3国に軍隊撤退を要求する。 |
1945/06/01 | インドネシアでスカルノがバンチャ・シラ憲章を発表する。 |
1945/06/01 | スティムソン委員会が、大統領に原爆投下を勧告する。 |
1945/06/04 | カイロで、第1回アラブ連盟理事会が開催される。 |
1945/06/05 | ベルリンで、米英仏ソ4国がドイツを直接統治する旨の宣言が発表される。 |
1945/06/06 | クレムリンでのスターリンとアメリカ代表のホプキンスの、国連とポーランド問題に関する話し合いが決着する。スターリンは国連での拒否権拡大要求を取り下げる代りにポーランドを影響下に置くことを承認させる。 |
1945/06/06 | 最高戦争指導会議の御前会議で、豊田軍令部総長らが戦争継続を首長する。 |
1945/06/08 | 御前会議が、天皇制の固持と本土決戦を決定する。 |
1945/06/10 | ソ連軍政部が、占領地区での政党と労働組合の設立を許可する。 |
1945/06/18 | 沖縄摩文仁の洞穴で女生徒が集団自決する。 |
1945/06/19 | ミャンマー国民民主連盟書記長になるアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)がヤンゴンに誕生。 |
1945/06/21 | 生き残った沖縄守備隊や学徒兵などが最後の総攻撃をかけて全滅する。 |
1945/06/22 | 天皇が最高戦争指導会議の構成員懇談会席上で、終戦工作を指示。 |
1945/06/23 | 沖縄の少年少女の部隊の鉄血勤皇隊とひめゆり部隊、15万の一般沖縄住民の犠牲を払って沖縄戦が終結する。 |
1945/06/23 | 義勇兵役法が公布される。 |
1945/06/25 | 朝鮮国民義勇隊の組織要綱が発表される。 |
1945/06/26 | サンフランシスコ会議で国際連合憲章が調印され、国連が誕生する。 |
1945/06/27 | ソ連が、北海道を占領すべきかどうか検討する。フルシチョフは占領を主張、モロトフは反対。 |
1945/06/28 | ポーランドに国民統一臨時政府が樹立される。 |
1945/07/01 | ニューヨーク州で、人種差別廃止委員会が設置される。 |
1945/07/01 | 米英軍が、ベルリンの割当て区域に進駐する。 |
1945/07/03 | ベルリンを4大国(米英仏ソ)が共同管理する。 |
1945/07/07 | 戦時農業団令が公布される。 |
1945/07/07 | 中国で、第4期第1回国民参政会大会が開催される。 |
1945/07/10 | 仙台空襲で瑞鳳殿ほかが焼失する。 |
1945/07/10 | 童謡歌手・女優の松島トモ子が満州に誕生。 |
1945/07/14 | ドイツのソ連占領地区で、反ファシズム民主主義政党統一戦線が結成される。 |
1945/07/16 | ニューメキシコの砂漠の中、アラゴモードで最初の原子爆弾(プルトニウム爆弾)の実験に成功する。 |
1945/07/17 | チャーチル、トルーマン、スターリンがドイツのポツダムに会し、イギリス・アメリカ・ソ連のポツダム会議が開催される(8月2日まで)。 |
1945/07/26 | イギリス総選挙で、労働党が勝利する。 |
1945/07/26 | 対日ポツダム宣言が、米英中共同で発表される。日本は黙殺する。 |
1945/07/27 | アメリカで共産主義政治協会が解散し、共産党が再び結成される。 |
1945/07/27 | イギリスでアトリー労働党内閣が成立する。 |
1945/07/27 | ドイツのソ連占領地区のドイツ側中央管理機構の設立が指令される。 |
1945/07/30 | ベルリンで、連合国理事会の第1回会合が開かれる。 |
1945/08/05 | サウジアラビアが、ダハラーンに米空軍基地を建設することで合意する。 |
1945/08/06 | 8時15分17秒、B29エノラ・ゲイは、広島の上空9600mで広島にウラニウム型の原爆「リトル・ボーイ」を投下する。原爆は高度580mで炸裂する。11月までに原爆で死亡した人は14万人、5年後の1950年までには24万7000人に達する。被爆者は36万人以上になると見られている。 |
1945/08/06 | オタワで連邦州会議が開催される。 |
1945/08/08 | ソ連が対日宣戦を布告する。 |
1945/08/08 | ソ連軍が、北満州、朝鮮に進攻する。 |
1945/08/08 | トルーマンが国連憲章に署名する。 |
1945/08/09 | B29ボックス・カー号は、小倉市を目標として飛来したが、上空が曇天のため、午前11時2分、長崎市にプルトニウム型の原爆「ファット・マン」を投下する。原爆は地上503mで炸裂し、12月までの死者の数は8万人以上になる。 |
1945/08/09 | ソ連軍が満州、樺太に進軍する。 |
1945/08/09 | 深夜、最高戦争指導会議構成員による御前会議で、ポツダム宣言受諾に国体維持(天皇制維持)だけを条件とする東郷外相案と、他に3条件を加える阿南陸省の案が対立する。 |
1945/08/09 | 北村山郡東根町の神町飛行場(現山形空港)に、米軍のグラマン機15、6機が飛来し爆撃を行う。死者3人、負傷者2人。 |
1945/08/10 | 午前2時半、御前会議が国体維持だけを条件とするポツダム宣言受諾を決定する。同盟通信社と日本放送協会は午後8時過ぎにこれを海外向けに打電、放送する。 |
1945/08/10 | 酒田が、アメリカ軍機27機により攻撃される。死者16人、行方不明14人、負傷者33人。 |
1945/08/12 | 日本のポツダム宣言受諾の条件に対し、実質承認のバーンズ回答が到達する。 |
1945/08/13 | ロンドンで、世界シオニスト会議が開かれ、ユダヤ人国家樹立を要求する。 |
1945/08/13 | 御前会議・閣議が、連合国の回答をめぐり紛糾する。 |
1945/08/14 | ベトナム全土で武装蜂起が開始される(8月革命)。 |
1945/08/14 | 御前会議でポツダム宣言受諾を改めて決定し、天皇が終戦詔書を発布する。 |
1945/08/14 | 中ソ友好同盟条約が調印される。 |
1945/08/15 | フランスのヴィシー政権の首班のフィリップ・ペタン元帥に死刑判決が下される。 |
1945/08/15 | ベトナムのハノイで8月革命が起る。 |
1945/08/15 | 阿南惟幾陸軍大将が、未明、「一死ヲ以テ大罪ヲ謝シ奉ル」の遺書を残して割腹自殺する。 |
1945/08/15 | 朝鮮で、呂運亨が建国準備委員会を結成する。 |
1945/08/15 | 天皇が終戦勅書をラジオ放送(玉音放送)し、太平洋戦争が終結する。 |
1945/08/16 | アメリカ軍が満州奉天の日本軍基地に向かってパラシュート部隊を降下させる。 |
1945/08/16 | スターリンが、日本人捕虜のシベリア移送を断念し、北海道を占領する意志を固める(23日に覆される)。 |
1945/08/16 | ベトナム民主共和国臨時政府が成立する。 |
1945/08/16 | 南京政府が崩壊する。 |
1945/08/17 | 「再建」の作家の島木健作、没。41歳。 |
1945/08/17 | インドネシア共和国が独立を宣言する。大統領はスカルノ。 |
1945/08/17 | フランスで死刑判決を下されたフィリップ・ペタン元帥が終身刑に減刑される。 |
1945/08/17 | 千円札が発行される。 |
1945/08/17 | 東久迩宮稔彦内閣が成立する。 |
1945/08/18 | アメリカで、民間消費物資の生産統制が解除される。 |
1945/08/18 | インドネシア共和国で憲法が制定され、スカルノが初代大統領に選ばれる。 |
1945/08/18 | インド独立に貢献したチャンドラ・ボースの乗った日本軍の飛行機が墜落し、ボースは重傷を負う(まもなく死亡)。 |
1945/08/18 | 内務省が、占領軍向けの特殊慰安施設を設置するよう指示する。 |
1945/08/18 | 満州国皇帝が退位し、満州国が消滅する。 |
1945/08/19 | ソ連が潜水艦L12を日本の全ての船舶を攻撃するため出撃させる。 |
1945/08/20 | 大杉栄を殺害した後に満映の理事長となっていた甘粕正彦が青酸カリで自殺する。54歳。 |
1945/08/20 | 灯下管制が3年8ヵ月ぶりに廃止される。 |
1945/08/20 | 奉天の日本軍がソ連の赤軍兵士によって拘束される。 |
1945/08/21 | 東京地方に「天気予報放送」が復活する。 |
1945/08/22 | スターリンが、トルーマンに対して北海道占領を断念する電報を送る。 |
1945/08/22 | ソ連の潜水艦L12が樺太からの引揚船小笠原丸を魚雷攻撃し、600人以上の日本人が死亡する。 |
1945/08/22 | 小笠原丸の後に樺太を出航した第2新興丸他1隻の引揚船もソ連の潜水艦L19に攻撃され多数の犠牲者が出るが、かろうじて留萌港に到着する。 |
1945/08/22 | 尊攘同志会12人が愛宕山で集団自決する。 |
1945/08/23 | ソ連が、日本人50万人のシベリア抑留の指令を発する(9898号指令)。 |
1945/08/23 | ベトナムのフエで蜂起が起こり、バオダイ帝が退位を宣言する。 |
1945/08/23 | ユーゴで土地改革法が公布される。 |
1945/08/24 | ソ連軍が朝鮮の平壤に進駐する。 |
1945/08/24 | 皇国義勇軍48人が松江市で降伏反対を訴えて県庁や新聞社を襲撃する。 |
1945/08/24 | 朝鮮人労働者を乗せて朝鮮に向かっていた海軍の輸送船浮島丸が舞鶴湾で爆発・沈没し、500名以上が死亡する(浮島丸事件)。 |
1945/08/25 | 北朝鮮最高人民会議代議員選挙が行われる。 |
1945/08/26 | 終戦連絡中央事務局官制が公布される。 |
1945/08/27 | ド・ゴールがカナダとアメリカを訪問する。 |
1945/08/28 | 中国で、国共重慶会議が開催される。 |
1945/08/28 | 東久迩宮稔彦首相が記者会見し、敗戦の原因の一つが国民の道義の欠落にあると述べる。 |
1945/08/28 | 連合軍先遣隊が厚木に到着する。 |
1945/08/28 | 連合国軍総指令部(GHQ)が横浜に設置される。 |
1945/08/29 | インドネシアで中央国民委員会が発足する。 |
1945/08/30 | ソ連が、北海道占領への樺太での軍事活動を停止する。 |
1945/08/30 | マッカーサー元帥が連合軍最高指令寛として厚木に上陸する。 |
1945/08/30 | 蒋介石・毛沢東の国共政治協商会議が開催される。 |
1945/09/01 | ビルマで、革命党が母体となって社会党が結成される。 |
1945/09/02 | GHQが、軍需生産全面停止を指令する。 |
1945/09/02 | ベトナム民主共和国(北ベトナム)が成立する。 |
1945/09/02 | マッカーサーが、米ソ両軍による朝鮮分割占領政策を発表する。 |
1945/09/02 | 東京湾内に停泊している米戦艦ミズーリ号上で、日本全権代表重光葵外相が降伏文書に調印し、アジア・太平洋戦争が正式に終結する。 |
1945/09/03 | PFLPと連帯する赤軍派活動家になる重信房子が東京に誕生。 |
1945/09/03 | ドイツのソ連占領地区で土地改革が開始される。 |
1945/09/03 | 英紙記者のバーチェットが、初めて広島の被爆の惨状を世界に報道する。 |
1945/09/04 | ソ連が、国防委員会を廃止する。 |
1945/09/04 | 神奈川県が、アメリカ軍の進駐により女学校の休校を指示する。 |
1945/09/06 | 朝鮮人民共和国が樹立される。 |
1945/09/06 | 連合軍が、海軍司令部が使用している慶應義塾大学の校舎の接収を通告する。 |
1945/09/07 | 米軍指令部が、南朝鮮に軍政を布告する。 |
1945/09/08 | アメリカ軍がジープによる東京進駐を開始する。 |
1945/09/08 | ポーランドで土地改革法が実施される。 |
1945/09/08 | 海軍指令部のある慶應義塾大学の日吉校舎に米軍が進駐してくる。工学部跡に料理学校を設ける。 |
1945/09/09 | NHKが戦後初めて歌謡曲を放送する。 |
1945/09/09 | 南京で日本軍が降伏文書に署名する。 |
1945/09/09 | 陸軍軍人でファシズム推進の建川美次、没。64歳。 |
1945/09/10 | GHQが、言論及び報道の自由に関する覚書を発令する。 |
1945/09/10 | GHQが新聞の検閲を開始する。 |
1945/09/10 | 立川基地上空からDDTが散布される。 |
1945/09/11 | GHQが東条英機ら39人の戦争反罪人の逮捕を命令する。 |
1945/09/11 | 朝鮮で、朴憲永が朝鮮共産党の再建を発表する。 |
1945/09/12 | 女優の藤田弓子が東京に誕生。 |
1945/09/13 | 参謀総長や陸相を歴任した杉山元元帥夫妻がピストル自決する。 |
1945/09/15 | GHQ本部が、東京・日比谷の第一生命ビルに設置される。 |
1945/09/16 | 朝鮮民主党が結成される。 |
1945/09/17 | 枕崎台風。死者行方不明2400人。 |
1945/09/19 | GHQが、プレス・コード(新聞準束に関する覚書)を出す。 |
1945/09/20 | ポツダム宣言に伴う緊急勅令が公布される。 |
1945/09/22 | GHQがラジオ・コードを発し、言論の自由とGHQへの批判を禁止する通達を出す。 |
1945/09/22 | イギリス、フランス軍がサイゴンを占領する。 |
1945/09/23 | インドネシアの日本軍武装解除のため、イギリス・オランダ軍がバタビアに入る。 |
1945/09/24 | 放射能の強さを測定するガイガー・ミューラー・カウンターを発明したドイツの物理学者ガイガー(Geiger,Hans)没。62歳。 |
1945/09/25 | 民衆的放送機関設立に関する件が、閣議で了承される。 |
1945/09/26 | イギリス軍がジャカルタへの上陸を開始する。 |
1945/09/27 | 天皇がアメリカ大使館にマッカーサーを訪問する。 |
1945/09/30 | アメリカ軍が中国の塘沽に上陸する。 |
1945/09/30 | 石川県七尾市で、中国人400人が警察署を襲撃する。 |
1945/10/02 | 駐留軍要人用列車の運転を開始する。 |
1945/10/04 | GHQが、政治的・民事的・宗教的自由制限の撤廃の「公民権指令」の覚書を出す。 |
1945/10/04 | フランスで、社会保険組織法が布告される。 |
1945/10/05 | 東久迩宮内閣が、前日のGHQ覚書は実行できないとして総辞職する。 |
1945/10/06 | 特高が廃止される。 |
1945/10/07 | 兵庫県沖で室戸丸が機雷に触れて沈没する。70人の死者・行方不明を出す。 |
1945/10/08 | インドネシア人民軍が結成され、イギリス・オランダ軍と戦闘に入る。 |
1945/10/08 | ノルウェーの総選挙で、労働党が初めて過半数を獲得する。 |
1945/10/08 | 北海道夕張炭鉱で、約6000人の朝鮮人が待遇改善を要求してストに入る。 |
1945/10/09 | GHQが、東京5紙に対し、新聞事前検閲を開始する。 |
1945/10/09 | アルゼンチンで、軍部内の反ペロン派が蜂起し、ペロンが公職追放となる。 |
1945/10/09 | 米よこせの風呂敷デモを契機に「主婦の会」が発足する。 |
1945/10/09 | 幤原喜重郎(しではらきじゅうろう)内閣が成立する。吉田茂外相は留任する。 |
1945/10/10 | イギリス軍がマラヤ連合案を発表する。 |
1945/10/10 | 国民党と共産党の話し合いの合意内容「双十協定」が発表される。 |
1945/10/10 | 政治犯500人が釈放される。 |
1945/10/11 | マッカーサーが幤原首相に、憲法の自由主義化、婦人解放など5大改革を指令する。 |
1945/10/11 | 戦後初の企画映画「そよかぜ」が封切られ、並木路子が歌う「りんごの唄」が大流行する。 |
1945/10/12 | ラオ・イサラが、ラオス人民政府を樹立する。 |
1945/10/14 | 「七つの子」を作曲した本居長世、没。60歳。 |
1945/10/15 | 治安維持法などが廃止される。 |
1945/10/16 | イギリス、フランス連合軍がプノンペンに進駐する。 |
1945/10/16 | 日本の植民地時代にアメリカに亡命していた韓国の李承晩(イ・スンマン)が帰国する。 |
1945/10/18 | ベネズエラでペレス・ヒメネスの軍人愛国同盟が、民主行動党とクーデターを起こし、ベタンクール政権が樹立される。 |
1945/10/19 | 駅名表示が左書きに統一される。 |
1945/10/20 | 日本共産党機関誌「赤旗」が再刊される。 |
1945/10/21 | フランスで、女性に参政権が認められてはじめての総選挙で、共産党が第1党となる。制憲議会が成立する。 |
1945/10/22 | フランス制憲議会が満場一致でド・ゴールを政府首脳に選ぶ。 |
1945/10/22 | モンゴル共和国で独立に関する人民投票が行なわれる。 |
1945/10/24 | アメリカの「シカゴ・サン」紙特派員マーク・ゲインが酒田市に着き、翌日日本最大の地主・酒田市の本間家を訪れる。 |
1945/10/24 | 国連憲章が発効し、国際連合が正式に発足する。 |
1945/10/25 | インドで、東南アジア連帯デーが挙行される。 |
1945/10/25 | 警視庁が、東京の待合・バーなどの営業を許可する。 |
1945/10/25 | 憲法問題調査委員会設置が閣議決定される。委員長は松本烝治国務相となる(松本委員会)。 |
1945/10/25 | 朝鮮で、独立促進中央協議会が結成される。 |
1945/10/29 | 「歌を忘れたカナリア」の作曲家の成田為三、没。51歳。 |
1945/10/29 | ヤッファで、アラブ高等委員会が再建される。 |
1945/10/29 | 松竹少女歌劇団が改組され、松竹歌劇団(SKD)となる。 |
1945/10/29 | 日本勧業銀行が第1回宝くじを発売する。1等10万円。 |
1945/10/30 | インドが、国連の原加盟国となる。 |
1945/11/01 | ロンドンで国連教育科学文化機関(UNESCO)設立会議が開かれる。 |
1945/11/02 | パレスチナで、ユダヤ人暴動が続発する。 |
1945/11/02 | 日本社会党が結成される。開会の辞で浅沼稲次郎は国体護持を主張し、大会が終わると賀川豊彦は「天皇陛下バンザイ」の音頭をとる。 |
1945/11/04 | ハンガリーで総選挙が行われ、小農業者党が第1党となる。 |
1945/11/04 | 東大経済学部教授会が、大内兵衛、矢内原忠雄ら7人の教授の復職を決定する。 |
1945/11/06 | GHQが財閥解体指令を出す。 |
1945/11/09 | 日本自由党が結成される。総裁は鳩山一郎。 |
1945/11/11 | 朝鮮人民党が結成される。 |
1945/11/16 | ユネスコ憲章が採択される。 |
1945/11/16 | 戦後初の大相撲が開幕する。 |
1945/11/16 | 日本進歩党が結成される。町田忠治が総裁となる。 |
1945/11/18 | 神宮球場で全早慶野球試合が行われる。 |
1945/11/19 | GHQが、チャンバラ映画を軍国主義的であるとして上映禁止とする。 |
1945/11/19 | 中国の重慶で内戦反対大会が開かれる。 |
1945/11/20 | ナチス・ドイツの主要戦争反罪人を裁く国際軍事裁判がニュルンベルクで開廷する(ニュルンベルク裁判)。 |
1945/11/23 | プロ野球の東西対抗試合が神宮球場で行われ、1年振りに復活する。 |
1945/11/23 | 角川源義が角川書店を創業する。 |
1945/11/24 | GHQが理化学研究所のサイクロトロンを破壊する。 |
1945/11/26 | 69連勝の大横綱、双葉山が引退する。年寄は「時津風」となる。 |
1945/11/27 | アメリカが、マーシャル特使を中国に派遣する。 |
1945/11/29 | ユーゴ制憲議会が王政を廃止し、連邦人民共和国となる。 |
1945/11/30 | 陸軍省と海軍省が廃止となる。 |
1945/12/01 | 朝鮮で「東亜日報」が復刊となる。 |
1945/12/01 | 日本共産党の第4回大会が開かれる。 |
1945/12/01 | 陸軍省と海軍省を復員省に改組する。 |
1945/12/02 | アルバニアで総選挙が行われる。 |
1945/12/02 | エルサレムで、アラブ連盟理事会がシオニスト商品のボイコットを決定する。 |
1945/12/02 | 三菱財閥の岩崎小弥太、没。66歳。 |
1945/12/03 | 大学での男女共学制度が改定される。 |
1945/12/06 | GHQが、近衛文磨、木戸幸一ら9人の逮捕を命令する。 |
1945/12/06 | イモ泥棒の母娘を感電死させた男に懲役2年の判決が下る。 |
1945/12/06 | 戦後初の洋画「ユーコンの叫び」が上映される。 |
1945/12/07 | マニラの戦犯裁判で、山下奉文元大将に死刑宣告が下される。 |
1945/12/11 | GHQがハンナー・メモを出し、民間人が放送に係わる勧告を示すが、ハンナー大佐は口頭で民間放送を許可の考えのないことを伝える。 |
1945/12/12 | GHQが芝居の仇討ちものや心中ものの上演を禁止する。 |
1945/12/14 | アゼルバイジャン自治政府が樹立される。 |
1945/12/15 | GHQが国家と神道の分離を指令する。 |
1945/12/15 | トルーマンが国府支持の政策を発表する。 |
1945/12/16 | モスクワで、米英ソ外相会議が開催され、極東委員会・対日理事会が設置される。 |
1945/12/16 | 戦犯に指名された近衛文麿が自宅で服毒自殺する。54歳。 |
1945/12/17 | B級、C級の戦犯の裁判が始まる。 |
1945/12/17 | 衆議院議員選挙法改正が公布され、婦人参政権が承認される。 |
1945/12/17 | 朝鮮共産党北朝鮮分局が北朝鮮共産党に改編し、金日成が責任秘書に就任する。 |
1945/12/18 | 衆議院が解散する。 |
1945/12/18 | 日本協同党が結成され、山本実彦が委員長となる。 |
1945/12/22 | 労働組合法が公布される。 |
1945/12/27 | ブレトゥン・ウッズ協定が発効し、国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(世界銀行、IBRD)の設置が決定される。 |
1945/12/29 | 農地調整法が改正公布される(第1次農地改革)。 |
1945/12/31 | GHQが、修身・日本歴史・地理の授業の停止を指令する。 |
1945/12/31 | イタリアの占領体制が終了する。 |