年に3、4回は来る虚無僧さん。幼い頃のボクはてっきり仇討ちの武士かと思ってました。尺八を吹き鳴らし軒々を立って何かくれるまでそこを去りません。首から提げた頭陀袋へ小銭が入ると尺八を吹きながら去ってゆくと云う人です。(昭和8年)