音楽劇「君よ 生きて」舞鶴公演を観劇


平成27年7月5日 (写真、文/HP管理者 木内正人)

音楽劇『君よ生きて』の公演を機に父母と私と3人で舞鶴を訪れました。生存する旧ソ連から引揚者であり、またユネスコ世界記憶遺産の登録申請をしている作品の作者でもある父の訪問ということで多くのメディアからの取材もありました。何より、今回の訪問に際し、数々のご手配を頂いた山下館長、石原さま、舞鶴の皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。ユネスコ世界記憶遺産は秋に決まるそうです。奇しくも明治日本の産業革命遺産もこの日に登録になりました。秋には舞鶴の皆さんと一緒に歓びをわかちあいたいですね♪

さて、今回の旅の目的は、音楽劇『君よ生きて』の舞鶴公演を観劇することでした。父が故国日本への生還を果し、そして父の戦後の人生の出発点となった街・舞鶴。いうなれば、父が舞鶴に上陸しなければ、母とも出会わず、私も生まれていないのです・・・私自身もそんな特別な思いで観ることができました。迎えて下さった舞鶴の皆さま。裏方として活躍されたスタッフの皆さま。地元メディアの皆さま、そして、心を込めて演じて下さった俳優・音楽家の皆さま。そうした一人ひとりの熱意が、舞鶴公演をご成功に導いたのだと思います。劇中のテーマの「命のバトン」は、未来へと繋げる希望のバトンでもあります。舞鶴で素晴らしい時間を皆さまと共有できたことを本当に幸せに思います☆

  

公演終了後もテレビ、新聞、各種メディアの方々から取材を受けました。インタビューに応じられる生存者である父は“生きた歴史”なのかもしれません・・・

演出家・望月龍平さんと舞鶴市長。そして右から2番目の方は父と同じ抑留者の原田さん。

上演終了後、演出家の望月龍平さんとステージの上でインタビューを受けました。

出演者の皆さまからパンフレットにサインを頂きました。今回の舞鶴公演の宝物になりました☆

舞鶴引揚記念館では、父の作品がユネスコ世界記憶遺産候補として展示されています。

集まったメディアの皆さんの前で、自らの作品を抑留当時のエピソードを交えて説明する父。


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