戦争体験を伝える・ウクライナ抑留回想記展


 平成21年10月29日〜11月3日の間、陸前高田市立図書館で上部敏雄さんらによる『戦争体験を伝える・ウクライナ抑留回想記展』が開催されました。会場には、父信夫のイラスト66点をはじめ、パネルや「終戦の詔書」のコピーなどの展示の他、戦争にちなんだ図書約50冊が紹介されました。

 上部さんは、父と同じく抑留者らで構成する「カルトーシカ同友会」の会員です。“カルトーシカ”はジャガイモの意味で、抑留時の過酷な飢えをこれでしのぎ、仲間同士助け合ってきたことから名付けられました。上部さんは「かつて踏み越えた虚脱と苦痛の道は、誰にも再び踏ませることはできない。こうした切なる願いを訴えるには、体験を語るに勝るものはない(東海新報より)」、陸前高田市立図書館の長尾館長は「戦争体験を後世に伝えるため、今後も続けていきたい(東海新報より)」という呼びかけによって開催されました。(2009/10/31)

陸前高田市立図書館


絵で知る抑留の記録

 陸前高田市立図書館で開催された同展の記事が「東海新報」に掲載されました。“シベリア抑留者”と呼ばれる人々が、はるか遠くウクライナの地にまで居たことがわかって頂けたことと思います。同展の企画で父のイラストを展示して下さったことをこの場を借りてお礼申し上げます。(2009/10/31)

東海新報社


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