12月14日のドキュメント
写真・文/きうち
演奏会に箏を運ぶのは容易なことではありません。箏奏者ならもちろんわかってりいることですが、今回はあえて大勢で演奏することにこだわりました。今回の演奏会ではじめて使ったのが立奏台。これによって箏曲部が所有する6面をフルに使うことができます。今回都合より1名が参加できませんでしたが、全員で弾くという楽しさを感じた演奏会でもありました。
今回もバイオリンのさかきばらさんにお願いしてご協力を得ました。しかし問題になるのは箏6面とバイオリン1台の音量差です。これを克服するのに新たに導入したのがこのエレキ・バイオリン。アンプで音を増幅することによって、見事に音量差を解決することができました。
病院側はお仕事が忙しいせいか、私たちの演奏会予定日を把握できていなかったようです。午前10時頃、部長がリハビリセンターに電話をところ、「え!今日なの」って感じで。慌てて対応されたようです。何より患者さん第一に考えているのには違いありませんが、次回はしつこく連絡するようにしたいと思います。また、病院も独自にクリスマス会を開催するようです。患者さんたちにも良いクリスマスになるといいですね。
今回で子供コーナーは4回目です。患者さんたちは可愛い孫のような子供たちが自分たちのために演奏してくれると思うだけで嬉しいようです。相変らず親が強要して出演させているような感じではありますが、子供たちは徐々に自分たちの演奏を聴かせてあげるという気持ちが芽生えてきたようです。子供たちなりにイントロ部をどうしようかなど相談していました。親と一緒にやったボランティア演奏会が将来子供たちの良い思いでになってくれればと思います。
しかし、それにしても親の演奏よりもウケてしまうのは、少なくとも昼休みの練習に精を出す親にとってもちょっと悔しいところですが(笑)、子供たちが成長して行くのを見るとこの演奏会が一層楽しいもの感じます。
いつも一緒に参加して下さるムーミン合唱団は、お仕事等の関係で今回は少ない参加でした。私たちもそうですが、社会人サークルのつらいところでもあります。しかし、そんな中でも演奏会をやり抜こうという気持ちが4年もの間支えてきたのだと思います。
毎度のことですが、「ボランティア演奏会」を支えているのは出演者だけではなく、箏曲部メンバーの家族という素晴らしい裏方さんによって成り立っています。演奏会終了後のお茶のみでは、子供、ご主人など家族まで巻き込んだ私たちの演奏会の様子がうかがえます(笑)。次回も良い演奏会ができるように、メンバーが一体となって頑張ります。また来年お会いしましょう!
皆さん、お疲れ様でした!また次回に向けて頑張りましょう!