6月29日のドキュメント

写真・文/きうち


前回までのボランティア演奏会では、ムーミン合唱団と合奏を考えた選曲をしていましたが、今回はそれがありません。このため、リハーサルはかなり余裕がありました。

いつも演奏会で問題になるのは、調弦の時間です。曲と曲の間に調弦に時間がかかっては、お客さんがシラけてしまいます。ましてはお客さんは患者さんですから、体力を考えても早めに進めることが肝要です。今回の選曲はすべて楽調子でできるようにしています。これによって、調弦時間を極力少なくしました。また、歌詞カードも大きな文字で1枚の紙に収まるようにしています。

「川の流れのように」ではバイオリンのたけわかさんが活躍されていたのですが、ご結婚されたばかりの彼女は忙しく、彼女のパートは私管理人とメンバーのしのはらさんがそれぞれ担当しました。もともと人数の少ないサークルなので、サークル外の応援者には助けられています。毎回手伝いに来て下さる仲田さん(写真右)にも本当に感謝しています。サークル「箏曲部」が今後も活動を続けられるようにするには、チームの結束以外なにもありませんね。

今回で子供コーナーは3回目です。相変らず親が強要して出演させているような感じではありますが、子供たちは自分たちの演奏を聴かせてあげるという気持ちが芽生えてきたようです。患者さんたちは可愛い孫のような子供たちが自分たちのために演奏してくれると思うだけで嬉しいようです。我々が企画する演奏会が子供たちにって、人の役に立つことを学び育む場であってくれるのを期待しています。

しかし、それにしても親の演奏はひどいものでした(笑)。リハーサルの時はあれだけ上手く行ったのに、何かがっかりしてしまいます。まあ何より、親たちが一生懸命練習しているところを子供たちに見せられることができただけでも意味のあることかも知れません。我々の演奏のマズさはそれで帳消しってことで(笑)。

いつも一緒に参加して下さるムーミン合唱団は、少ない練習の中でも新曲を作っていきます。今回はピアノやプルートを加えてサウンドの幅が益々広がりました。それにしても彼らの選曲センスの良さには毎回感心させられます。佐久間さんの編曲にはいつも驚かされます。サークル箏曲部のアレンジャーでもある私も、彼らに負けないように頑張らなくちゃ。ムーミン合唱団の皆さん、お疲れ様でした。

「ボランティア演奏会」を支えているのは出演者だけではなく、箏曲部メンバーの旦那様という素晴らしい裏方さんによって成り立っています。今回もいろいろ多くのことを手伝って頂きました。本当にありがとうございます。次回も良い演奏会ができるように、メンバーが一体となって頑張ります。またクリスマスにお会いしましょう!


皆さん、お疲れ様でした!また次回に向けて頑張りましょう!


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