月3日のドキュメント

写真・文/きうち


例のごとく、今回も著しい練習不足・・・というより、ぶっつけ本番のボランティア演奏会になりました。参加できるメンバーも少なかったので、ちょっと心配でしたが、サポートメンバーの大活躍で無事に終えることができました。

とはいえ、練習会場は停電・・・寒いし、暗い・・・そんな環境ながらもリハーサルではなんとか手応えがあったので、きっと今回も上手くいくだろう!と、根拠の無い自信で練習を完了しました。ほんださんは最近、鍵盤ハーモニカを習っていて、リハーサルの合間に弾いていただいたところ、意外にも琴の音色に合うのが判明!次回の演奏会では導入したいと思います。

楽器等をのせたクルマは会場に到着。私管理人と施設との連絡不十分で屋外駐車場の確保ができていたかったのですが、クルマの車高が低かったので、無事に屋内の無料駐車場に入れることができました。ともあれ、次回の反省点にしたいと思います。

荷物を下して会場となる介護施設に向かいました。センター長は新任の方で、まずはご挨拶。わりと早く会場についてしまったので、気持ちの余裕をもってセッティングができました。

会場に着くと、昨年同様に舞台の上には豪華なお雛様が鎮座していました。ある意味、この時季を狙って予定を立てています。やはり少しでも豪華でありたいですからね。そんな訳で、今日は私・司会をいれて“五人囃子”です(笑)

何より助けられたのは、私たちをサポートして下さる方々です。ビデオ撮影の中井さんに、その奥様のり恵さんはサポート・ボーカルを担当して下さいました。安定したボーカルでお年寄りの皆さんがとても歌いやすくなります。そして、ギリギリまで参加できるか調整が続いていたのが、ハーモニカの尾花さん。出版社の記者さんで、父の川柳コーナーの連載を担当して下さっている方です。クイズ形式で懐メロをご紹介され、お年寄りの皆さんは大盛り上がりでした!本当にありがとうございました!!!

サポートメンバーのおかげで盛り上がったボランティア演奏会の最後は、通常ならアンコールでしめくくるのですが、今回は3月3日にお誕生日を迎えられたお年寄りの女性がいらっしゃいました。急遽、アンコールという位置づけではなく、“お誕生日スペシャル演奏”というかたちで演奏しました。

お誕生日の主役のご本人は最初「関係ない!」と意地をはっていましたが、「あなたのための演奏」と伝えたら急に泣き出してしまいました。人の温もりの大切さと、音楽の魔法をあらためて感じた演奏会になりました。また元気に皆さんとお会いしたいとお思います☆


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