平成23年2月26日。ここ東京北区のデイケア施設でボランティア演奏会を行うのは今度でついに10回目!、私たちサークルが“ボランティア演奏会”を始めてからはすでに23回目を数えました。いつも私たちの演奏を快く迎えてくださるデイケア施設の皆様にも本当に感謝ですね。
さて、今回はこの時季としては初めての演奏会となりました。そのため、舞台の雰囲気もかなり違います。なんと舞台の上には豪華な雛飾りがありました。そこで今回は舞台の上の雛壇と一体化して、五人囃子ならぬ“七人囃子(?)”となって演奏しました。もちろん、今回は新曲として加えたのは『うれしい雛祭り』です♪
★演奏会の感想なんかを聞かせてね!
どこかで春が
いつものように、部長ながたママの挨拶で始まりました。そしてプロデューサー(?)である私管理人の楽曲に関する説明をし、ボランティア演奏会のスタートです。『どこかで春が』は何度も演奏している曲ですが、春の訪れを感じさせる素朴な曲をお年寄りの皆さんは元気に歌って下さいました。
早春賦
こちらも何度も演奏している曲のひとつです。お年寄りの皆さんには事前に歌集を配布してあります。とはいえ、この『早春賦』、歌詞は古い言葉で書かれたものなので、恥ずかしながら意味がわかりません(苦笑)。しかし、ワルツのテンポと軽やかなメロディに、早春を感じる名曲でもありますね♪
津軽海峡冬景色
私たちのレパートリーとしてはすっかり定番となってしまいました。演奏するたびに感じることですが、三木たかしさんの素晴らしい作曲と、さらに阿久悠さんの映像的な歌詞は、聴く人全てに本州の北のはずれをイメージさせてくれる昭和の偉大な名曲ですね。私管理人が三木たかしさんをお目にかかったエピソードなど交えて楽しく演奏できました!
さくら
日本人にとってこれほど馴染み深い曲はないかも知れません。というより、外国の人もこの曲だけはよくご存知です。作者不詳の名曲は“第2の国家”とも呼ばれています。資料として古い小学校の国語の教科書があり、お年寄りの皆さんの小学生時代の昭和初期では、『サイタ、サイタ、サクラガサイタ』とあります。まさに桜の花は日本人のスピリットの原点なのかも知れませんね。
うれしい雛祭り
この日のために編曲し、この日のために練習した曲でもあります(笑)。やはり今の季節を代表する音楽といえば『うれしい雛祭り』でしょう!。練習不足につき、演奏する側としては決して満足のいくものではありませんでしたが、お年寄りの皆さんは大喜びして下さいました。やはり、子供の頃から親しんだ音楽ほど人の心に響くものはありませんね。あらためて感じ入った次第です。
芭蕉布
十九の春
これまで私たちのメンバーとして活躍して下さった元部長のあおきさん。前回のボランティア演奏会では琴サークルを引退されました。しかし、新たな音楽グループとなってまた私たちのボランティア演奏会参加して下さいました。お住まいの地元で結成した三線(サンシン)グループ『青い宝石』の皆さんです♪
あおきさんのソフトな語りはやはり私たちのボランティア演奏会の顔でもあります。沖縄の音楽の魅力を丁寧に説明しながら計4曲演奏されました。
安里屋ゆんた
ふるさと
『安里屋ゆんた』では、“サーユイユイ”と“マタハーリヌツンダラカヌシャマヨー”の部分の掛け声をお年寄りの皆さんと練習し、八重山地方の素朴な民謡の世界に誘って下さいました。なお、皆さんの衣装は手作りのよるものです。素晴らしいパフォーマンスを本当にありがとうございました!
アンコール/うれしい雛祭り
お年寄りの皆さんからのアンコールにお応えして『うれしい雛祭り』を演奏しました。この曲のチョイスは、今回大成功と言えるでしょう。ボランティア演奏会が終わっても、お年寄りの皆さんは名残惜しそうに『うれしい雛祭り』を口ずさんでいました。
そして、今回もお年寄りの皆さんから私たちに素敵なプレゼントがありました。いつも私たちを待っていて下さる皆さん、本当にありがとうございました。次回も皆さんと一緒に音楽を楽しみたいと思います♪