12月4日のドキュメント
今回の演奏会もたくさんの方々のご協力で実現することができました。この場を借りて関係者の皆さんにお礼申しあげます。本当にありがとうございました。
今回は箏曲部には若干反省点の残る演奏会でした。本当はこの日のためにバッハの「主よ人の望みの喜びよ」を練習してきたのですが、練習不足なのでとても聴かせられる状態ではなく、今回の選曲からは外しました。そのため、以前の演奏会と代わり映えしないものなってしまいました。しかし、私達なりに精一杯できたので、それなりには満足しています。
ムーミン合唱団は、皆さんそれぞれ違うお仕事をされている社会人合唱団で、つねに歌詞を大切に歌う素晴らしい合唱団です。
今回選曲された歌も患者さんを元気付ける歌詞が中心で、その歌声に込められたメッセージは患者さんだけでなく、私たち箏曲部員の胸の奥にも感じます。
演奏会が始まる数時間前にリハーサルを行いました。箏曲部とムーミン合唱団は普段から一緒に練習している訳ではないので、この演奏会の直前だけ音を合わします。今回は「みかんの花咲く丘」と「ふるさと」の2曲を一緒に演奏するので、緊張するものがありました。このため、箏のアレンジは極力単純にしています。
一発目のリハーサルは、やはりリズムが合いません。とにかく本番までにしっかり覚えなくちゃ。頑張ろう。
箏曲部もムーミン合唱団も用意してきた曲をすべて演奏し、これにて終了となるはずでしたが、いきなり患者さんやリハビリセンターの婦長さんから「アンコール」の声がかかりました。
始めての経験だったので、私たちも動揺してしまいました。しかし、当然アンコール曲など用意してません。そこで急きょ、最後に演奏した「ふるさと」をもう一度演奏しました。患者さんたちは「ふるさと」の歌詞を噛みしめるように大きな声で一緒に歌ってくれました。思わずジーンとくるひとときでした。
演奏終了後、婦長さんが涙を流しながら私たちへのお礼の言葉をいただきました(RealPlayerの「ふるさと」と一緒に収録されてます)。しかし、私たちだって婦長さんや患者さんたちに、お礼の気持ちでいっぱいです。みんなで楽しく演奏でき、そして暖かいものを感じたのですから。
音楽って本当に素晴らしい!また、演奏会をやりたいです。
みんなよく頑張ったね!
「曲のあの部分、どうする?」気の合う仲間だからこそできるチームワーク。
やれやれ、無事に終わったぞ。お茶を飲んでほっと一息。
ムーミン合唱団の皆さん、また来年お会いしましょうね!